ロゴスウェア流 ラーニングポータルサイト運用の仕組み公開!!

(読了:3分)

 

前回はYahooさんをはじめとした超有名企業のラーニングポータル的サイトを紹介しました。どのサイトも、発想の起点として「お客さまとの長期的な関係作り」を目指した仕組みであると思います。

今回は、「ウチみたいな小さい会社に運用はムリ、ムリ」と思っていらっしゃる会社さんに、従業員40名弱の弊社ロゴスウェアがラーニングポータルをどのように運営しているか、その仕組みをご紹介したいと思います。

 

ロゴスウェアのラーニングポータルでは、

  • WEBセミナーを使った「オンライン講習会」
  • 製品操作説明を中心とした「eラーニング」
  • 製品マニュアル、ホワイトペーパーを掲載した「ドキュメントライブラリ」

をメニューとしてご提供しています。

 

これらのメニューはすべて自社スタッフで運用しています。運用担当の高濱さんはいわゆる「サポートスタッフ」で、製品のことについては詳しいですが、なにか特別なプログラミングスキルがあったりするわけではありません。そんな彼女が実際どのようにコンテンツをつくり、公開しているのか、その仕組みをメニューごとにご説明します。

 

オンライン講習会は、会議室から配信

弊社では月に1回、ソフトの操作説明会をWEBセミナーを使って開催しています。写真は、ある日のオンライン講習会の準備風景です。

配信場所は弊社の会議室。特に防音機能等もなく、普通の会議室です。配信に使うシステムは、弊社のWEBセミナーシステム「GigaCast」。パソコンとインターネット環境があれば配信できます。セミナーが始まる前に、説明に使うPowerPointの資料をシステムにアップロードしておきます。

 

GigaCastで必要とする機材は、

  • WEBカメラ
  • マイクまたはヘッドセット
  • モニタ(※受講者画面を表示するために使いたい場合)

の3つです。WEBセミナーって、スタジオがなきゃできない、とか大がかりなものをご想像されている方もいらっしゃると思いますが、こんな感じで配信ができるのです。

GigaCast録画コンテンツ

ちなみに、「GigaCast」では配信をしながら録画ができるため、録画コンテンツをeラーニングシステムに登録し、ライブでご参加いただけなかった方に公開しています。

 

 

自分のペースで知りたい方のために、「eラーニング」サイト

eラーニングはオンライン講習会へライブでご参加いただけなかった方や、自分のペースで勉強したいという方向けに提供しています。

ラーニングコンテンツを作成する→システムに登録する→受講者に公開する

という流れで運用しています。

 

コンテンツの作成には先述した「GigaCast」の録画機能のほか、PowerPointと動画・音声を組み合わせたコンテンツを作れるソフト「STORM Maker」や

PowerPointと動画を組み合わせてコンテンツを作成

FLIPPER U」というソフトを使って、マニュアルやホワイトペーパーをデジタルブック化し、eラーニングサイトで公開しています。

PDFからデジタルブックに変換

「STORM Maker」、「FLIPPER U」いずれの場合もソフトを使ってコンテンツをつくるので、WEB制作の知識がない方でも大丈夫です。

 

なお、コンテンツの配信には、学習管理システム「Platon」を使っています。受講者はID・PWを入力して、システムにログインし、eラーニングを受講できます。

 

マニュアルから情報を探し当てる「ドキュメントライブラリ」

ラーニングポータル右下の「調べる」でキーワードを入力すると、登録してあるマニュアル、ホワイトペーパーのなかから、該当するデジタルブックを検索できます。実際にご覧いただけますので、お試しください。

赤枠の「調べる」からマニュアルを検索できます。

ドキュメントライブラリは、

マニュアル・ホワイトペーパーをデジタルブック化する→システムに登録する→受講者に公開する

という流れで運用しています。

 

マニュアルは「FLIPPER U」というソフトを使いPDFファイルを変換してデジタルブックにしています。配信には、デジタルブックを横断検索できるシステム「Libra SQUARE」を使っています。デジタルブック化したマニュアルを「Libra SQUARE」に登録することで、キーワードで横断検索できるようになります。

 

なお、このポータルサイト自体は、「WordPress」というブログシステムを使っていますので、WEB制作の知識がない方でも運用できます。

 

ロゴスウェア流 運用方法のメリット

弊社のようにソフト、システムを使うメリットとしては、

  1. PDFやPowerPointなど、既存の素材をつかってコンテンツを作成できる
  2. WEB制作の知識がない方でも運用できる
  3. コンテンツやサイトの更新に外注費用が掛からない

の3点があげられます。

自分たちでサイトを運用してみたい、コンテンツを提供してみたいとお考えの企業さまには向いていると思います。弊社も少しずつコンテンツをそろえて今のラーニングサイトを提供できるようになりました。いきなりすべてのメニューを揃えるのは大変だと思いますが、貴社の中で優先順位の高い課題から取り組まれてはいかがでしょうか?

 

ご参考にしていただけるとうれしいです。

 

<おまけ>

これからコンテンツをそろえる段階…という方はこちらの記事も参考になさってくださいね。

「まずは小さくはじめましょう。」――ラーニングポータル運用担当インタビュー

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