eLearningのスライドに“情報を詰め込まない”5つの方法

米国でのeLearningコンテンツに関する発言を見ていると、「必要なレベルに到達すること」が問題ではなく、「必要以上に作ってしまうこと」が最近ホットな話題になっているようです。日本ではどうでしょうか?まだまだ「とにかくeLearningをやってみようよ」の段階のような気がします。

とは言っても、eLearningを継続的に社員教育に活用する時、「業務に支障なく」「コストをかけない」という視点が重要なのは同じです。良い教材であること作り込んでいる、詰め込んでいることとは無関係だということは、声を大にして伝えたいと思います。

非常に興味深い記事(5 Ways to Avoid Overloading Your Slides)を見つけました。
画像を勝手に持ってくることはできないので、是非別タブで開いて見てください。

画像だけ見ても、十分に意図が伝わって来ます。
「なるほど、言っていることとやっていることが一致している」と感心します。

「スライドに過剰に情報を詰め込まない」というタイトルですが、実際には“情報を削っている”わけではなく、「そのままでは情報が伝わらないよ」という内容です。
5つの方法は以下です。

  1. 1枚のスライドに1つのメッセージ
  2. 文章ではなく箇条書き
  3. 文字ではなくナレーション
  4. 文字ではなくビジュアル
  5. 数字の羅列ではなくチャート

これら自体はそれぞれ初めて聞くことでもないと思います。
しかし、5つの方法としてまとめられ、分かりやすい図で例示され、短い説明(3行程度)だと、「こんなに分かりやすいのか」と改めて納得します。

ちなみに1は、米国の将軍が「これを理解したときは、戦争に勝っている」とジョークを言ったというチャートです。
1と5は、“正確さ”と“理解しやすさ”のジレンマの代表ですね。
私も心当たりがあり過ぎて汗顔の至りです。

私は、“3は真実”だと思っています。
ナレーションは、聴覚の刺激も追加する一定時間かかるので飛ばし読みされないなどの効用がありますが、さらに抑揚、強弱で伝えられる効果も絶大です。
宣伝のようで恐縮ですが、弊社ではナレーション付き制作サービスナレーション収録サービスVOICE ONEを提供しております。 是非、ご検討ください。

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谷中

システム開発チームと検証チームのマネージャー。 「疎結合 小さなクラス 分業制」 を裏スローガンとし、これが実現できてこそ、幸せな開発者人生を過ごせるという確信のもと、上流から設計まで口を挟んだり挟まなかったりしています。
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